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秋の日の出来事
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アースカラーが大好きな私。自分の服を見ても茶・緑・山吹色・エンジ色...森に行くと同化しそうです、笑。目がチカチカしてしまいそうな秋の色は私の脳・心に刺激を与えてくれて冷たくて少し湿ったピンとした空気が、そんな刺激を和らげてくれます。2階のリビングから見える、この木の葉は夏は青々しい緑色を放して秋の日中は家の中に明るい光を与えてくれます。自然の持つ色は魅力的。
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娘・ことりが、ある日、窓の外の木々を見ながら真剣に「この葉っぱがヒラヒラ落ちる頃に私の誕生日が来る」と言っていました。ロマンチックな事を言ってくれます。来週で彼女は5歳になります。
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畑のじゃが芋も収穫できるようになって、日に日に寒くなったとは言え、夏に植えたレタスも今だに成長中で大きなサラダが出来ます。

毎年、当たりなのがズッキーニ。でもね、前月のある日に可笑しな出来事があったのです。ズッキーニだと思って育てていたら実は南瓜でした。南瓜の苗がズッキーニに絡み合っていて...パッと見たら誰でもズッキーニの苗から実っているほど。圧力鍋で蒸してミートボール用のソースを中に入れてスプーンで実ごとすくえるようにして食卓に。でもね、日本の南瓜とは違って西洋南瓜は甘み不足で水っぽい、果肉もチーズの用に裂けていきます。結局、家族には受けが悪く数日かけて私が食べました。来年は日本の南瓜を植えてみよう。ズッキーニの種とは離して、笑。
# by Kippis_Y | 2013-09-17 21:06 | 村の生活/village life
森の家造り 基礎
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A-Jを含み5人の男性達は今朝も森へ出かけて行きました。霧がかかって外気は冷たく、でも新鮮な空気が気持ちの良い朝。森の家の入り口はちゃんとあるけど近道して入り口が有るような無いような場所から入って行きます。
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夏までは苔やベリーの生えた木ばかりの場所。その後、砂が運ばれて...昨日・今日と働き者の男性達のお陰で基礎になる大きな石が並べられています。ここに家が建つのだな~という感じです。
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石運びの業者のおじさんは、お腹の所に操縦器があってUFOキャッチャーの様に自由自在に石をトラックから定位置に運んでいきます。凄く重い石なのに緊張感もそれ程、感じずベテランな雰囲気。そんな様子を近くで見ているのが楽しいんです。
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石は工場で作られた石やコンクリートではなく100年以上も前から存在したもので実際にラップランドの小学校の建物の基礎として使われていたもの。なので形は真四角や長方形ではなくユニーク。でも底と上はちゃんと真っ直ぐにカットされているのです。中には緑がかった石もあってね。
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ただ、高さが均一ではないので、揃える必要があるそう。まずは石を所定の位置に運んで高さを見て高いようなら砂を掘って高さを合わせるそう。低い場合は砂を足して。こんな方法は昔からされてきたそう。でも今は自然の石を使った家作りは珍しくなっているそう。

大きな自然と比べると人間は小さいけど、力いっぱい働いている姿を見ると励ましや勇気を感じますね。「何でま~家作りをしようとなったんだっけなぁ」と言う、丸で夢を見ているかのような私。「自分の手で家作りをしたい」と言う夢を追って叶えるA-J。きっと彼ならやり遂げる!そう信じている私。お昼を食べる頃には半分の作業を終えたそう。働く男達はモリモリ食べて作る私も嬉しいです。
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現在はバラバラに組み外されてしまっているけど、この建物が昔の小学校でした。外観は白になっているけど、その白い壁は使わず壁の下にあるログハウスをフィンランドの伝統的なレッドワイン色に塗ろうと思います。内装や実際に住むのはまだ2年位先かな。

フィンランドの昔の家は日本家屋と一緒で丈夫に作られていて呼吸している家。近代化・スピードや金銭面を求められる事から、近代の家は残念な事に目では分からないけど健康や自然に悪循環な影響を及ぼしてきています。昔の方法で健康な家を造りたいけど家造りの審査を通るには現代ならではの矛盾があって難易ではありません。でも、めげないA-J。キャシャな体で童顔な彼。それは外観のみであって、中身は心が大きくて強い男性です。
# by Kippis_Y | 2013-09-13 21:50 | 村の生活/village life
ピタパン&しっとりケーキ
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今日のお昼はピタパンを焼いて見ました。ピタパンは短時間で焼けて更にオーブンの中でプク~っと膨らむのが面白い!でもヒビが入って中に詰め物した時にソースが垂れてしまう事もあるけど...中には野菜・チーズ・ハンバーグ・チリカレーソースを入れて。ヒビが入ってしまったのは間にチーズを挟んでオーブンで温めました。

A-Jは木・金と仕事を休んで近所の親子&カナダ人の知人・業者の人と一緒に森の家作りの基礎作業をしています。なのでランチは皆が食べられるように、と用意したけど彼らは大忙しでランチは3時頃になってしまいました。働く力持ちの男性にとっては少なめのランチだったかな...明日は、もっとガッツリ系にしよう、と久々に肉じゃがを作りました。
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今日のおやつにと焼いた林檎とデイツのケーキ。このケーキは簡単なのに夏に2回も立て続けに失敗。でも、今日は大丈夫!初日からでも、しっとりとして美味しく出来ました。明日は、もっと美味しくなるんです。モリモリと食べてくれる人がいると次は何を作ろうかと楽しみにもなります。私は味見程度に食べるだけで良いんです。皆が喜んでくれるのが嬉しくってね。
# by Kippis_Y | 2013-09-13 00:06 | 食べ物色々/food
猫のタルモです。
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8月後半、ホームステイに来ていた猫好きの女性2人が夜に猫の話をしていました。そんな翌日「猫いらない?」と言われ悩む間もなく、その日の夕方に隣村の友人一家のお宅へ。そのまま我家へ来ましたタルモ君・3歳半。友人一家は9月に南のアパートに引っ越すそう。タルモは外で狩りをするのが好きなので自然の多いラップランドの方が良いんじゃないかと。なので2匹いる猫の内、外遊び好きな彼を誰かに引き取ってもらいたいと。タルモを迎えに行った時も彼は留守で、なかなか帰宅したいので「明日にしようか」と話していたら玄関先にやって来ました。口にはリスを咥えて...苦笑。怖気づいたのか乗り気だったA-Jが「どうするぅぅ?」っと。でも、もしも誰も引き取り手が居なかったら今後の彼は何処へ行くのだろう...我家の犬のロッタも今年3月に、この世を去ってしまったし。「とりあえず預かって決めよう」そんな感じでした。
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毛も長いせいか猫にしては大きいのにタルモは凄く懐こくてロッタの影響で犬・猫に少しトラウマがあった子供達もタルモの事が好きな様子。猫ってこんなに懐こいの? 大きい猫なのに鳴き声は小さくてね。タルモは愛嬌を振って芝居をしているのだろうか? なんて思ったけど、本当の性格のよう。室内飼いをしたかったけど、やっぱり外に出たそうなので出してあげました。(初日の夜は私達の不注意で脱走でしたけど、笑)ちゃんと帰ってきました~。その後も出してあげたら1日帰ってこない日もあってね、ある日は家路までが分からなかったらしく夜に森で保護されました。そんなこんなんで不安の日もあり帰って来る旅に愛情も増して更に可愛い~。今までは外で便を済ませていたようだけど室内の猫用トイレでもちゃんと出来ます。

が、先週の日曜日にタルモは外へ出かけ行方が分からなくなってしまいました。毎日タルモの事を思っては、夢にまで出てくる程。きっと帰り道が分からなくなったのかなーなんて思いながら。そしたら先日、近所の子がジョギングをしていたら「タルモが走ってついてきた」なんて話も出てきたのです。でも一向に帰って来ず...昨日は大雨に雷だったしね。帰って来ると言うよりも帰って来て欲しい、そんな事を思いながら...そしたらね、今朝A-Jが森へ行こうとしたら玄関先で「開けて~」っと伸びているタルモが居たそう。(玄関のドアがクリアなので見えるのです)もう、朝から嬉しくって!居なくなって3日半して家に帰ってきました。心配したよ~~。いつもの様に甘えるタルモ。猫と人間とは言え、こうして猫に対しての信頼も生まれ私はタルモの虜にされてるのね。と言う事で我家の新しい仲間のタルモ、宜しくね!
# by Kippis_Y | 2013-09-12 20:01 | 村の生活/village life
田舎暮らしに必要なアイテム
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7月のある日、「森の家」のために近所の土地主のサインが必要になったのでA-Jが出かけていきました。彼らは定住者ではないけど休暇を使ってコテージに帰って来るそう。小さな村に住む私達の事は私達は知らなくても遠くの方まで話は渡っていて「エコハウス」を目指している事も彼らは知っていたのです。帰り際には「村人だと、こういうのは必要だと思うから持って行って」とボートの電気エンジンを貰って帰宅したA-J。我家にボートはないのに...でも、これがキッカケとなってボート探しが始まりました。でも熱心に探したわけでもなく、ひょんな事から先日、知人よりボート購入となったのです。タールが塗られた木製のボート。状態も良いです。昨日は良い天気だったので夜8時頃、家族で湖へ行きました。
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近所の人のボートを借りては湖に出ていたA-Jは、いつも通りに手順良く準備をしていきます。都会出身の彼でも「自然好き」は昔から。でもラーヌヤルビに暮らすようになって都会男から田舎男に変りつつあります。それは...

○ 村の男性には欠かせない迷彩服
○ Nokiaの長靴
○ ボート所有
○ スノーモービル所有
○ トレーラー所有

この他にも昔は触れなかった魚も、自分で釣って殺してさばけるようになりました。
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そんな話はさておき、家から1kmもしない所にあるラーヌヤルビの湖はとっても大きいのです。湖に出ると静かで広大な景色が広がります。湖の辺には家がポツリポツリとあったり湖の真ん中には小さな島も。電気エンジンの音は静かでボートが進む時に出る水の音が心地良いんです。そして水面に近い所を進む感じがなんとも言えないのです。
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子供達も良い子に座っていて途中、エンジンを止めて自分達で漕いでみました。自分で漕いでいる事が凄く楽しそう。こうやってみると5歳になる・ことり&3歳・あんじんは同い年位に見えるけど、やっぱりお姉ちゃんは、しっかりしています。小さな子供達でも自然界に出て自分達で何かに体験すると小さくても逞しく見えますね。
ボート乗りは湖が凍る前まで楽しめそうです。
# by Kippis_Y | 2013-09-11 15:07 | 村の生活/village life