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10月から森の家生活開始
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10月はあってなかった様な忙しい月でした。森の家に引っ越しをしたわけですが、まだ1階のみ完成。と言っても住みながら作っていっているという感じです。以前の家の2階は契約を終わりにしゲスト用に使っている1階やサウナはまだ借りています。なので、あっちもこっちもまだ片付けが間に合わすズルズル~。そうこうしているうちに雪も積ってきました。今日は-20度!
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寒くても雪が大好きなジェイク。カモフラージュです!
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森の家は大きな部屋が真ん中にあります。そこにドデーン!と大きなテーブル。食事を共にするという日々の生活で大事な事。今までは人数が集まるとキツキツになってご飯を食べていたけど、今度は大丈夫そう!元々フィンランド何処かの小学校で使われていて長さ3メートル。長いです。削ってチョークペイントしてワックスしました。ところどころ色が剥げた感じは、あえて。ワックスしてあっても結構マークが付いてしまったりシミができやすいです。まーそれも時間を刻むという事で良いとしましょう。真ん中の隙間は後ほど直さないとです。まだ椅子が仮的な椅子ですが気に入ったのが見つかったらボチボチ加えましょう。
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全然美味しそうに見えませんが...石窯の余熱で作った、お米のミルク粥。お鍋のみでつくるのとは味が全然違います!石窯の中に耐熱皿ごと入れて余熱で一晩置けば完成~。凄く高率的です。以前の家にはレンジがありましたが、それ程使う機会がありませんでした。森の家には、まだレンジはないのですが要らないくらい、石窯が重宝しています。余熱を使って何でも温めています。ガスオーブンもありますが、まだ未使用。ケーキも石窯の余熱で焼いています。余熱を使った煮込み料理は楽な割には結果が凄く良い。野菜も少々の水をはった耐熱皿に入れて放置しておくと簡単に火が通るのでスープに使ったり手間がかかるようで、かかってなく素晴らしい石窯。今日の1人鍋ランチも耐熱皿に入れて放置していたら完成という優れものです。
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そして石窯ピザ!自分好みの具をのせて石窯で数分。焼けた人から食べていきます。自分でトッピングするのも楽しいし、目の前で焼いて熱々を食べられるという利点。暑くなる夏は石窯はお休みなので、冬の特典です!




# by Kippis_Y | 2019-10-29 21:52 | 森の家 食べ物
Kassun koti 草木染毛糸 2019年
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今年も綺麗な草木染ができました。こちら全て、お嫁入決定のメリノウール(各50g)。アルパカ毛糸(50g)はお嫁入先が決定してないので、まだカサを整えてない状態です。森の家作りの手伝い、天候が乾燥続きで外で火を熾せず(注意報が出ると使用禁止になります)、そうかと思えば雨や強風で思うように外で作業が出来ませんでした。なので後半は1階のキッチンでの作業となりました。
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ピンクはキノコから、黄色は白樺の葉から。白樺の葉に関しては6月の時期の若葉が良いという説もありますが7月に採取したものも、すぐに煮だせば綺麗な黄色になります。ネオン色に近い位の濃い黄色です。
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どの植物でも良いという訳ではなく、お気に入りの色が出る植物を毎年大量に摘んでいます。今年は白樺に生えているキノコを使って薄い茶色を出しました。来年はもっと濃い茶にしようと思います。白樺に生えているキノコは、立っている木から採って良いそうですが観賞用にすごく良いので私は倒れた木から採取しました。
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西洋桜の実からは、いつも裏切られない美しい色が染められます。ミョウバンを入れる前は紫色をしています。絞るとピンク色です。
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出来上がりはこんな感じ。左は今年の、右は去年のです。色の違いは量や毛糸の違いです。どちらもとっても綺麗な色なのです!
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カサ状態で染め、乾燥したら最終チェックも兼ね綺麗に再度カサを整え薪します。永遠に続く作業です。染める前の段階、毛糸は玉状なので均等に染まりやすいようにカサ状にするのですが、これも結構時間がかかります。猫の手も借りたいのですが...
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登場したのは犬のジェイク。全然役に立ってませんね、苦笑。
来年は森の家の敷地内で草木染をする事になります。井戸水を使用するので、どこまで水を自由に使える事になるのか気になるところです。私が草木染め用にバシャバシャ洗っていたら、井戸が枯れた~なんてなったら大変ですね、笑。でも、そこまで簡単に井戸水は枯れないと期待して続きはまた来年の初夏!


# by Kippis_Y | 2019-09-30 16:00 | 村の生活/village life
フィンランドのカーテン事情
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普段、健康体であまり体調を崩したり熱が出たりしないのですが、年のせいでしょうか...それとも今週の木曜日に、建設中の森の家に監査の方が来て家として使用できるかの判断をしに来るのですが、7年間もコツコツ長々と時間をかけて来た、このプレッシャー解放からか、もしくは大荷物をどうしようかというプレッシャーからなのか38度以上の熱が3日間続きました。風邪の症状はなく夜から夜中にかけて熱が上がってくるので何かの病気になるのではないか、という感じの危機感を感じました。普段は飲まない薬も飲んでみたのですが高熱の時に限って薬が切れるという悪戯。でも回復に向かっています。そこまで緊張する程でもなく、もう少し肝が据わっていると思いましたが...

さて、森の家の玄関のドアを開けると同じ壁側に2か所、背の高めの窓があります。全部カーテンで覆わず目隠し状態程の1メートル位のカーテンを作りました。麻布+下の部分は鍵編みのレースというシンプルなもの。以前に蚤の市でレース編みを買い全然使う場所がなく、ようやく活用となりました。個々の窓は開け閉めが出来ないのでポールでも良かったのですがワイヤー状態のものを購入しました。
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こういうゴム状のようなプラスチック状のような中にワイヤーが入っていて(10メートル)、金具が2種類3セット分がセットになってお手頃価格で売られています。商品の入っている袋には何も説明書きはありません。これからカーテンを吊るせるようになるのか?どうして金具が2種類なのか?っと、猿が現代のものを見つけて試行錯誤しているように考えてみました。結局ネットで調べましたが、、。

結果、これ面白いです!まず、白いワイヤー状カーテンロープのものを使用したい長さに切り金具の1種類を壁にグリグリと設置します。(我家の場合は、ログの上に断熱となる資材を厳重に貼ってあるので、この金具の長さでは支えが弱すぎるので窓横の白い板に直接設置しました。)もう1つの金具は白いカーテンロープにグリグリと入れていきます。中にはスパイラル状になったワイヤーが入っているので金具とワイヤーが噛み合って1つになります。両側に金具を付け先に壁に設置した金具に吊るします。後はカーテンにカーテンロープを通して出来上がり。
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玄関には1メートル×2か所使用し、余裕で余ったのでユーティリティールームにも2メートル未満使用しました。横幅があまりにも長すぎると強度が耐えられませんので小さな窓に向いています。直接、カーテンにカーテンロープを入れるとカーテンの滑りが悪いですが、リング状やクリップも使えばスムーズに使用できるかと思います。我家の場合は、毎日開け閉めする場ではないので、このままでも良いかなーっと思います。
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森の家は2階建てですが、1階のみ使用できる申請をします。2階は物置ということにして2年以内に丸ごと家が完成するという目標です。今までは冬は冬眠状態で作業が出来なかったので住むようになれば、もっとスムーズに行くと思います。来年の夏は庭に柵を作ったり裏の敷地に簡単なサウナも作らないといけません。フィンランド人の夫にとってサウナ無しの生活は考えられませんから!という事でサウナ無しの期間はバスルームでバスタブに使ったり、現在の家の離れにあるサウナ小屋をレンタルしてもらう形になるのかなーっと。

まだまだやる事は沢山あります。残る8個の窓のカーテン作り、頑張ります!

# by Kippis_Y | 2019-09-30 01:40 | フィンランド色々/Finland
ヒッチハイカー アラ
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ひょんな事から仲間入りした新しい自転車。この自転車を「アラ」と名付けます。
事の始まりは8月の下旬の日曜日。遅めのランチをし洗いものを終えた頃に出先中の夫A-Jから電話が。。。「もう少しで家に着くんだけど足を痛めたヒッチハイカーの男性を家に招いたから、コーヒーを一緒に飲もう。」特に疑問もなく、むしろ喜んで彼を迎えました。彼の名前はアラ。ノルウェーに長年住んでいるイラク出身の方。南ノルウェー在住だが北ノルウェーに飛び、そこで自転車を購入し3日間かけ北フィンランドを南下してロバニエミに着いたそう。街中から外れた大通りで自転車と共にヒッチハイクをしていたとこを、A-Jがリフトしたという訳です。丁度我家を通過するルートだったそう。それよりも長距離運転がかなり響いたそうで足を痛め、おまけに気温も下がり天気も悪いので、当然の如く我家に来てもらいました。

実は、この日は2日間食べた美味しいスープが1人分のみ残ってしまったのです。5人家族&ゲストの女性のいる我家、この1杯というのが微妙だな~と片付けをしながら思っていたのです。「これはアラのために残った分。丁度、今日はパンも焼いたから食べて食べて。」とすすめました。彼は美味しい美味しいと喜んでいました。
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丁度、ゲストの女の子と一緒にシナモンロールも焼いたので焼き立ても食べてもらいました。この日のシナモンロールは特別に美味しかったのです。ゲストの女の子にお願いしてかけてもらったシナモン&シュガーが絶妙なバランスでね。色々とお喋りをした後に、熱々を袋に詰め「アラの旅のお供にして欲しい。」と渡したら、彼はその日にお店で買ったシナモンロールの詰め合わせを置いていってくれました。なんて律儀な~涙。「今後はバスと飛行機移動になるから自転車は差し上げます。」と言い、我家に自転車がやってきたのです。足を痛めた彼を車で30分先の場所まで送り、彼の旅は続いたわけです。
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ラップランドは夏になるとヒッチハイカーをよく見かけます。少しの距離でも助けられたらという思いと、どんな風に旅をしてきたのかなという何か期待なようなものもあって出来る時にはリフトしてもらっています。何故、私がこんなにヒッチハイカーの人に興味を持ったかと言うと...金丸文武さんの影響です。彼は現在、故郷の宮崎で奥さんの、かんちゃんと一緒に古民家食堂 ひなた屋を営んでいますが、彼はシンガーソングライターでもあります。ひなた屋を開始する前はギター1本で路上勝負!世界1周をされたのです。私が彼のブログを知ったのは2013年。ぶっとんだ根性の持ち主で世界一周のリアル振りが半端ではなく彼のブログも一気に読みおこしました。世界の路上で生まれた奇跡という本も出版されており、すぐに日本から取り寄せたのです。実際にお会いしたのは2016年の夏(ロバニエミ)に世界一周第2回目をかんちゃんと一緒にされている時でした。ちゃんと本にサインして頂きました!この本は私のお勧めの本で我家に来られたホームステイの方達にもお勧めしています。更に旅のエッセイ本を新たに出版され(これは、ひなた屋が出来る際にクラウドファンディングに携わった人へのエッセイですので非売品です。)私の手元に届き大事にさせて頂いています。

凄くダラダラ書いてしまいましたが、こういう人と人の出会いはお金では買えない素晴らしいものなのです。国籍が違っても人は助け合っていかないと心も体も崩壊していってしまいますね。とても素敵な8月の締めくくりとなりました。

# by Kippis_Y | 2019-09-07 18:44 | 村の生活/village life
息子9歳の誕生日
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先日、息子・あんじんが9歳になりました。早い、本当に早いです。
誕生日の主役の希望でキャロットケーキを焼きました。この日は夫A-Jと娘、ことりがヘルシンキへ数日滞在で留守だったので、あんじんと、こゆきと一緒に朝からケーキでお祝い!フィンランドではキャロットケーキは定番のケーキです。しっとりとして日持ちもするし待てば待つほど味がしみて美味しいケーキです。定番の形は2センチくらいかな~低めで真四角の形にカットされてクリームチーズ&バター&砂糖の混ざったコーティングに細かく刻まれたアーモンドがのっています。誕生日なので丸くしてみました。コーティングは甘さ控えめにしてレモン汁を入れるのが私流。デコレーションが寂しいのでカカオを混ぜたコーティングとコケモモで何となく押しを出してみました。

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もう1つの希望はゼリー。誕生日にはゼリーという子供のリクエストが定番になりつつあります。
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とても大きいケーキ、とてもじゃない3人だけでは食べられないので数日後に帰宅したA-Jと、ことりと皆で一緒に食べました。うん、裏切りのない、このケーキ美味しい~。学校が終わった後は、これまた誕生日の主役の希望で、お友達も連れロバニエミにあるアスレチックの様な体を思いっきり動かせる室内遊び場に行きました。ここで4時間位遊びまくって大満足!
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9歳のお誕生日に選んだのは、フィンランドの伝統ナイフのプーッコ。ハイキングに行く事も多くなったので末永く活躍しそうです。息子にとっては初めてのマイプーッコなので、お値段も手ごろなのを選びました。記念に彼の名前と9歳の誕生日の日付を彫ってもらいました。とても嬉しそうに誇らしげにしていた息子!
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我家にあるプーッコ。下2つはA-Jの手作りです。取っ手は白樺の木、白い部分はトナカイの角、茶色のライン状のは白樺の樹皮です。プーッコは、魚、肉、キノコ、多目的、もろもろな種類があります。我家のは全て多目的用で森に出かける時に枝を切ったり(ソーセージを焼く時の串作り)、ソーセージに切り目を入れたり、紐を切ったり何でも使用しています。とっても便利です。
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一番下のはキッチンに置いて、カッターや鉛筆削りとして使用しています。他は、こんな風に皮のケースに入れて持ち運びします。どのケースも輪が付いているのでベルトと一体化できて使いたい時にササッと取り出せる優れもの。私の住んでいる田舎の村では、一家に何本もプーッコがあったり、ヒビの生活で非常によく使われています。どれもメイドインフィンランドです!自分用に、ギフト用にもとっても良いです。

あんじんも、これから使いこなして愛着の沸く道具となりますように!

# by Kippis_Y | 2019-08-31 20:48 | 村の生活/village life