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フィンランドの新聞に載りました
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5月上旬のある日の新聞で私達夫婦の事が新聞(フィンランドの各地)に記載されました。事の始まりは、今年始め、フィンランドのあるメディアで私達の事が取り上げられたのですが、その記事を読んだ別の記者が興味を持ったそうで新聞記載となったわけです。彼女は今年始め、名古屋に3か月間滞在していたそうで日本繋がりという事だったそうです。

思っていたよりも写真が大きく、3ページ近くにわたって紹介して頂きました。
補足を加えながら記事の内容を大まかに書きますね。
「フィンランド人夫・日本人妻 ラーヌヤルビでエコハウス建設中」

【家を購入になっ経緯】 主人の大学の職場仲間から購入したのですが、「コーヒー休憩の時にログハウスの土台となる天然の石を探している。」と話したとこ、アッサリ「私、持ってるわよ!」っと名乗り出る同僚。芋蔓式のように、ログハウスも販売中とのこと一式セットで購入。そのログハウスは1800年代にラップランドのとある町の小学校として使われ始め、年月が経ち使われなくなったものを職場の同僚が購入し解体しサマーコテージ敷地内に保存しておいたそう。

【家作り経験ゼロ】 主人は氷や雪のデザイン、彫刻、作る作業は長年経験有、しかし犬小屋すらも建てた事がない。(木の彫刻や家具作り経験のみ)本やネットを頼りに主に1人で建設中。(窯や暖炉は職人さんに、外壁作りの時は業者さんに依頼し、友人に友人に助けてもらいながら壁が完成。)

【エコハウス】 電気はソーラーパネル、大きな窯と暖炉、風力発電がメイン。水は井戸から。家つくりに必要な資材は天然のもの、地球にも人にも優しい素材重視。

【主人の経歴】 19歳でフィンランドを離れインダストリアルデザインを専攻するためイギリスの大学へ留学。大学で日本人のクラスメイトと知り合い、約5年間住んだイギリスを離れ、少しのお金を握り日本へ。90日間滞在が日本語で英語の先生の仕事を取得。

【私との出会い】 当時フィンランド人の女性と文通をしていた私。彼女が送ってくるフィンランド語の単語なんて一生のうちで使うわけないと思っていたら、友人の誕生日会でフィンランド人に出会う。後に結婚となって今に至る。

【フィンランドに引っ越したわけ】 Lordi(フィンランドのバンド)がユーロビジョン(ヨーロッパ各国で選ばれたシンガーが競い合う春の歌番組)で優勝しなかったら私達はロバニエミにあるラップランド大学には出会わなかった!日本での仕事に切を付け、再び大学に戻りたいという夫。そんな矢先、フィンランドがユーロビジョンで優勝、バンドのボーカルの出身地がロバニエミ。そこから探りラップランド大学を見つけ、志願、合格となったわけで、主人はアートエドゥケーション科、私はテキスタイルデザイン科へ入学。

【ホームステイ業】 ロバニエミ4年在住中に子供2人が生まれロバニエミから60キロ離れたラーヌヤルビ村へ引っ越し。翌年2012年に私の小さな会社Kassun kotiを立ち上げ。フィンランドの伝統手仕事、編み物、フィンランド料理、フィンランド体験を日本の方達にホームステイという形式で提供。

長くなりましたが&他にも内容はありますがこの辺にしておきましょう。

新聞を読んだよ~と近所の人や、インスタ、FBで声をかけて頂いて有難いです。新聞が配布された数時間後には、ここから車で3時間程離れた市に在住のソーラーパネルに興味のある方より連絡があり、翌週には我家へ訪問しに来てくれました。とある日には郵便受けに1通の手紙。住所という住所ではなく「ラーヌヤルビの古い学校の建築者。」私達夫婦の名前。Kassun kotiとあらゆる情報が書かれていました。便箋には裏表びっしりと応援メッセージが書かれており、最後に「神様の祝福がありますように。」と。ラップランドに住む83歳の女性からでした。心が温まりました。

新聞に載った!というだけで済ませてはいけませんね。大事なのは、森の家の建設を進め家を完成させる事。雪融けもほぼ終わり主人も夏休みに入ったので午前から夜遅くまで働き尽くし。予算がギリギリなためバイトの人は雇ってられませんので私も埃まみれになりながらお手伝いの毎日です。夏が終わる頃には逞しい作業員になっているでしょう、笑。
by Kippis_Y | 2017-05-24 04:56 | 村の生活/village life


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