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フィンランドのパン・バター事情
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ちょっと時間がかかった、このパン。ライ麦粉と水で酵母を数日間にわたって酵母をおこしました。たっぷりとオーツ&白ゴマが入っています。香を出させるためにオーツと白ゴマはオーブンでトースト。フィンランドではオーツはお粥にしたりシリアルとして食べたり、クッキーやタルトの生地に使ったりと何かと使われます。そしてパンにも結構使われているのです。レシピには麻の種が使われているのですが(こちらもパンによく入っています)私はゴマで代用。捏ねてしまうのでオーツの粒は気にならなく、小麦粉もたんぱく質が多めの粉を3種類混ぜたので皮はパリパリで気持ち、モッチリとしてゴマの香もする食べ応えのあるパンです。手の平よりも大きいのが2つ半できました。
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11月に産まれた次女、こゆきを妊娠中に妊娠糖尿病になってしまい去年の8月から炭水化物・糖分を控えた食事をしています。出産後は元に戻ると言われたけども、母が糖尿病だった事もあり私も十分遺伝子を受け継いでいると思うので出産後も、そのまま同じ食事制限をしています。例えば皆がじゃが芋やお米を食べている時は私は人参やブロッコリーなど、パスタの時は人参やズッキーニを長くスライスして。パンを食べる時は繊維が多く炭水化物も低めのライ麦パン。白いパンを焼いた時は少量のみ食べます。味見程度にね。

ライ麦パンが余ってしまう時は、ちょっとした知恵があります。薄く切って室内で乾燥させます。フィンランドは乾燥気味なので1日でもすぐに乾いてしまいます。こうやって乾燥されたパンはバターを塗ってカリカリと食べます。乾燥されたのはお店でも買えるけどライ麦パンが余ってしまう/少し鮮度が落ちてしまった時はこうして簡単に美味しく変身!我家ではこの他に完全乾燥する前に四角く小さく切ってカラ焼きしガーリックと少量のバター・塩で味付けしてサラダやスープと一緒にして食べます。キッチンの片隅で忘れられたようにあるライ麦パンも時には影の力持ち。
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パンと言えばバター。フィンランドのバターの殆どは、こんな感じで500g単位で売られています。パッケージには50g毎にマークされているので料理の時もササッと分かって◎ 無塩バターもあるのでしょうけど殆どが塩入りで、このバターはお菓子にも菓子パンにも使われています。
voiとはフィンランド語でバター。"voi voi!"と2回繰る返すと"あらあら!"と言う意味になります。
by Kippis_Y | 2014-03-21 06:01 | 食べ物色々/food


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