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3歳のお誕生日
d0090294_3572496.jpg16日は息子・あんじんの3歳の誕生日でした。34週で2080gだった小さな赤ちゃんが今では色々な事が出来る男の子になっています。ライオンの叫ぶ真似をしたり元気よく走り回ったりする半面、散歩に行っては、外で遊んでは根っこ付きの草花を取ってきてくれる優しい子。野草は枯れるのが早いので最近は本の間に挟んで押し花・草にしています。忘れた頃にヒラヒラっと本の間から出てきて夏の日の事を思い出すでしょう。いつも貰っているばかりなので彼の誕生日にバラを買ってみました。数年前から記念日にバラを買って花びらが散ってしまう前にドライにして年々も保管できるようにしています。後々の、あの余韻が好きなんですよね。

不思議な事に子供が生れて退院した時の空気や香りや景色は毎年、戻ってきます。今日も1人、森を散歩しながら3年前の事を思っていました。彼の誕生日近くになると夏から秋の変わり目の時期なのです。夏の余韻を寂しく感じながらも秋の始めの雲や少し肌寒いけど気持ちの良い空気。私の好きな時期です。
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誕生日の主役には枕元まで朝食を持って行きます。キャンドルも一緒に。今朝は特別にメニューを変えて、朝から甘~いチョコレートプリン付きでね。もちろん真っ先にプリン。でも、ロール状になったパンは不評で...小さな小さな林檎をお気に召していました。フィンランド産の酸っぱい林檎です。
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子供達が幼稚園に行っている間に彼のリクエストのハンバーガー作りのためにパンを焼きました。
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野菜やチーズを切って並べて、オニオンリングは蒸し焼きにして醤油で味付け。ハンバーグも下味をしておいて特別に?カリカリのベーコンも。自分の好きな具を入れてソースをかけて上から串を刺して完了。串の先には子供達と一緒に旗を作りました。ハンバーガーはフィンランドでは一般的に何処でも食べられて大きさも半端ではなく、ヘルシーな食べ物とは言いがたいけど、たまにはこうして家で作って食べるのも美味しい。
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ケーキは、あんじんからのリクエストのチョコレートケーキ。上には動物がのっているのが良いそう。素直にスポンジケーキを焼いてクリームを挟めば良いんだろうけど毎年、濃厚で実験的なチャレンジングなケーキを作りたくなります。今年もね、笑。
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スポンジ部分はカカオベースの味でバターミルクも入っているのでウェット感があります。白いのはクリームチーズ・生クリーム・オレンジの皮。間と周りにはガナッシュチョコレート。ねっ、甘そうでしょ?!とっても濃厚でチョコレート好きな人には受けが良さそう。生チョコ感覚なので薄いスライスを少し食べるのに丁度良いケーキです。
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食後はプレゼントを開けて、その後は1階で映画鑑賞。
明日は義理のお母さん宅を訪問して日曜日は、あんじん希望の「魚釣り」に行って来ます。今年はお友達を呼んでのパーティーではないけど家族で、ゆっくりとお祝いです。
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by Kippis_Y | 2013-08-17 04:38 | 村の生活/village life
森の家作り準備 謎の井戸
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森の家作りのプロジェクトは少しづつ始まっています。数十年前、この森に小さな家があって子沢山の家族が住んでいたそう。そこには村一番の井戸があって他のお家の井戸が涸れてしまっても、ここの井戸はいつでも美味しい水が汲めたそう。その後、家族も引っ越して家も取り壊されてしまいました。井戸も石で封じてしまったそう。それから数十年後、2011年に歩いて数分の所にある村の学校の建物内に私達一家が引っ越してきました。周辺に土地を探していたとこ良い場所を、たまたま見つけたので購入となったのです。エコハウス・スローライフを目指している私達。井戸は私達にとっても重要な役目となります。ここに昔から住む人、昔住んでいたけど引っ越してしまった人、当時、石で封じた人、皆さん口を揃えて「あの井戸は優秀だったんだよ」と。「俺は井戸の場所を知っている」そういう人が次々にいて、でも実際に森に来ると森の様子もすっかり変ってしまって生えていなかった木も生えているし丸で皆、迷子になったように「ここだと思ったのに...」そう言いました。どうしても井戸を探したいA-Jは言われる場所を掘っても出てきません...そんな事が数ヶ月続いた7月のある日、とうとう井戸を探し当てたのです。たまたま村のお祭りに来た元、村の出身者の男性が言った井戸のあると言う場所には、去年切った木を積み上げていました。
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重機でどかして掘ったら水が出てきました。井戸の木組みも出てきて掘っていくうちにバケツやショベルまで。チューブを入れて水が溜まるのを待ち、ポンプで綺麗にしてから井戸水の検査をしてもらいます。森の土地には大きな穴が空いていますけど、ようやく井戸を発見したA-Jは砂漠でオアシスを見つけたように喜んでいました。
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と言う事で、元井戸があった上には家は建てられないので家の建つ場所も決りました。白樺の木も松の木も、もみの木もあったけどチェーンソーで切って土を掘り起こします。
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運が良い事に小さな村でも色んな技術を持つ人がいるので依頼をして夫々の分野を担当してもらっています。土台になる基盤、掘った後に砂を大量に運んできます。砂運びも往復25回以上、本当にご苦労様です。
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木が倒されて平らになって砂が加わると今まで緑だらけだった森の風景もガラリと変って家が建つ準備を感じてきますね。家が建つ周りは360度、森です。
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A-Jは平日はロバニエミで仕事をしているので休日に森の家作り準備に励んでいます。自分で出来る事は自分で。疲れていても、家作りの準備となるとエネルギーがあるそう。砂が敷かれた後は重機を借りて平らに固めていく作業。重機のレンタルは1日だけだったので、土曜日は深夜までガタガタと頑張って終わらせたそうです。その上に水を撒いて更に固めていく作業をしようと思ったら深夜にポンプが故障...でも翌日、いつも何かあると助けてくれる近所のトンミの登場。彼のポンプで水を引き上げて無事に水撒きできました。

この土地には昔、校舎として使われていた古いログハウスのお家が建てられます。近所のサマーコテージのご夫婦に話すと「あら、その学校は私が昔行っていた学校よ!」っと偶然な事が。この村に住んで、ほんの数年だけど近所の人達も協力的で温かく家作りをサポートしてくれています。内装も含めると、数年越しの家作りになると予想されるけど少しづつ前進しています。
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by Kippis_Y | 2013-08-11 22:44 | 村の生活/village life
ラズベリー摘み
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ラズベリー好きな女性が7月の下旬から8月の上旬に我家へホームステイ。我家の1階のゲストルームの裏は採りきれない程のラズベリーブッシュがあります。初夏は蜂がブンブンブ~ンと凄い音を立てているのです。蚊のブンブンする音は苦手なのに蜂のブンブンは良いものですね。蜂が去って実のつく7-8月は収穫時です。熟しているのも多く、そんな中には小さな虫も埋もれているので一粒づつチェックしながら収穫です。収穫後はラズベリージャムを作りました。ラズベリーの輝くような赤い色が印象的でした。彼女の提案でジャムを作った後のお鍋に牛乳を入れてお鍋掃除ついでにラズベリーミルクが出来る即席ドリンクは子供達に大人気!
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彼女が去ってしまった後の週末は子供達と一緒にラズベリー摘み。家の裏ではなく倉庫の裏にもあるよ~っと子供達が案内してくれました。あるある!葉っぱの下に隠れているように実っているので斜めから見ながらね。
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この赤い建物が学校の敷地内の倉庫。我家は村の現役学校の建物なので倉庫も家の目の前。倉庫の隣は何十年前に使われていた学校の公衆トイレがあったり、大昔には馬を飼っていたので馬小屋もあるんです。今は物置になっているけど。ここを綺麗にして羊小屋にレンタルできたらな~なんて想像しながらラズベリー摘みをしました。でも羊をこの近くに放したらラズベリーブッシュも食べられてしまうね、笑。

8月は日本は夏真っ最中ですが、ここフィンランドのラップランド地方は白夜も終わって秋に向かって涼しくなっていきます。夜は、まだ明るいけど暗い夜もやってくるようになりました。
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by Kippis_Y | 2013-08-08 23:25 | 村の生活/village life
文化の違い 
d0090294_19482550.jpg主人のA-Jはラップランド大学でデザイナー兼プロジェクトリーダーとして主に雪や氷関係(彫刻・環境デザインであったり)の仕事をしています。時にはワークショップで大学生に指導もしています。そんな傍ら彫刻アートィストとしても個人でしています。メインの仕事があるので中々アートィストとしての活動は少ないですけど、たまに個展に参加したりしています。今回も木の彫刻を作りに5時間程離れた町へ数泊出かけていきました。が...目的地20km目の前に車が故障。しかも7月下旬に故障に合い高い額の修理費を払って修してもらった翌日。仕方なく一番近くの95km離れたV修理所までけん引してもらったのですが、修理する人が夏休みなため手元に戻るまで10日間。その間、台車。しかも修理が終わったら電車とタクシーを乗り継いで数時間かけて取りに行かないとなのです。V修理屋さんが言うのには7月下旬に修理してもらったS修理屋さんのミス、と言うけどS修理屋さんは知らん顔... こうなると誰が支払いをするのか、しないのか複雑な問題になります。そんな大変な思いをして日曜の夜A-Jが帰宅しました。菊の花を持って。菊と言えば...夫婦で日本に住んでいた時にA-Jにお祝いの花で菊の花束を渡されて嬉し・恥ずかしい・複雑な気持ちになりました。日本のスーパーではお仏壇の花として売っていますよね、それを知らなくって私にプレゼントしてくれたのです。でもでも、フィンランドではお墓用と関係なく菊が販売されています。今回の菊は個展のオープニングで頂いたそう。大きくて淡いピンク色が綺麗。子供達もA-Jに久々に会えてお家の中がパッとしています。
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by Kippis_Y | 2013-08-05 20:11 | フィンランド色々/Finland
フィンランドの夏の食べ物 ベリーパイ&ザリガニ
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7月の下旬の日曜から素敵な家族が我家に3泊4日のホームステイ滞在をしました。好奇心旺盛な弁護士さんのお父さん・優しくって家族を温かく包んでくれるライターのお母さん・手足が長ーくって顔も小さい素直な娘さん。楽しかったな~。っと余韻に浸っていますが、とある日に女3人で森へ出かけブルーベリー摘み。男性陣は釣りへ(美味しい魚が1匹だけ釣れました)。摘んだベリーでフィンランドの焼き菓子を作りました。これ、とっても美味しいんですよ!
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生地はプッラの生地を使って。丸くした生地の上にマグカップの底をムギュゥ~~として窪みを付けます。その中にフィリングを流してベリーをのせるだけ。フィンランドでは、このフィリングをmaitorahkaと言うカードの様な乳製品を使うけど、私はカードとクリームチーズを混ぜます。なので濃厚~。フワフワの生地との相性も良いんですよ。プッラの生地は覚えてしまうと色々とアレンジが出来るので本当に助かります。そして。どれも美味しい。
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フィンランドでは7月にザリガニが解禁となって、ディルと一緒に茹でたザリガニを殻を自分で剥いて手掴みで食べます。一家のお父さんが、せっかくの時期なので食べたい&私達夫婦も、こうして食べるのは初なので是非!と言う事でご馳走になりました。凄かったですよ~大量のザリガニ!
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手掴みで頭や腕もチュゥ~チュゥ~吸って。思ったよりも、しっかりとした味で身も大きかったです。やっぱり手掴みで食べると言うのも美味しい秘訣なのかな。お喋りしながら手で食べて、とっても楽しい一時でした。どうも有難う御座いました!
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by Kippis_Y | 2013-08-03 22:24 | 食べ物色々/food
ラップランドの貴重なベリー:ヒッラ
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フィンランドでは夏から秋にかけて色々なベリーが豊富な時期です。森で、湿地帯で、畑や庭先で採れるベリー。今、森では沢山のブルーベリーが実っています。7月の上旬になってしまうけど、このオレンジのベリーを求めて湿地帯へ行って来ました。ラッカと呼ばれているけどラップランド地方ではヒッラと呼びます。ラップランドにしか生育していない貴重なベリーなので市場の相場も他のベリー類と比べてグンッとはります。なので採りに行く人は秘密の場所があって他の人にはあまり言わないような様子です。数時間で何リットルも採って冷凍保存しておく人が多いです。今年は当たり年のようです。
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湿地帯に子供達と一緒に行くのは危険なので、比較的摘みやすい、この森を訪ねました。もうすぐ5歳になる娘のことりは自分用の小さなカゴを持って。今までは摘んでは食べてばかりいてカゴは空っぽな事がほとんどだったけど、少しでも自分のカゴに摘めるようになりました。
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一方、もうすぐ3歳になる、あんじんは手ぶらで食べ放題。彼は森へ行くと、あまり歩かずフカフカの森の草に座って手の届く範囲でブルーベリーを食べています。
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こんな感じで可愛らしいヒッラ。まだ硬いのでもう少し熟すと綺麗なオレンジになるんです。

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摘んだヒッラはレイパユーストと言われる焼きチーズの上にかけて食べます。他にもアイスクリームやヨーグルトと一緒やジャムやソースなどなど。プチプチッとした種の触感と甘酸っぱさが特徴のヒッラ。もう時期は終わってしまったけど旬を楽しませて頂きました。

今はブルーベリーにラズベリー、カシス、秋にはクランベリーやコケモモなど楽しめそうです。雪の降る前の貴重な夏・秋。森の食材を貯蔵するために家庭に冷蔵庫の他に冷凍庫を持っている人も多いんですよ。
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by Kippis_Y | 2013-08-02 21:26 | 食べ物色々/food