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フィンランドのイースター魔女
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29日の日曜日はパルムスンヌンタイでした。イースターの1週間前の日曜日に子供達が可愛い魔女に変身して家々を巡ります。手にはカラフルな羽の付いた猫柳を沢山持って、やかんやカゴも必需品です。近所のお家のドアを叩いて「幸福のおまじないして良い?」と家主に尋ねてから、呪文を唱えます。猫柳の枝を渡すとお菓子だったりコインを貰えるのです。
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金曜日に近所のサンニの家に遊びに行った、ことり。サンニのお母さんのリーッカと一緒に猫柳を取って来て飾り付けをしたそう。我が家でも、この飾りを作ろうと羽を準備しておいたので土曜日は、ことりがせっせと枝に飾りつけ。便利な事に羽には細い針金が付いているので子供でも簡単に飾りつけが出来ます。みるみると言う間にカラフルで春の雰囲気が高まります。

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「日曜日になったら魔女になって一緒に近所を巡ろう」そう約束をした2人。田舎のパルムスンヌンタイはイースター当日と聞いた事があったので日曜日は呑気に過ごしていたのです。夕飯を食べよう!と思った18時。1人の魔女がやって来ました。とっても可愛く変装したサンニ。それから大急ぎでスカーフを巻いてエプロンを巻きつけてフェイスペイントをして家を去って行った、ことり。2人だけの冒険。

家を出て30分位した後かな、外は雪がちらついていたので寒いかなーと思ってズボンと帽子を持って私も歩いて行きました。流石、田舎!すぐに2人を見つけました。何処のお家でも良いわけでもなく、ちゃんと、お友達のお家を訪ねていったようです。
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あんじんの提案で椅子と椅子をくっ付けて、ことり&あんじんで並んで夕飯を食べようとした矢先に、ことりが行ってしまい寂しそうに窓の外を見ていた、あんじん。彼は1週間以上、体調を壊していて、お家で留守番なのです。1時間位して卵のチョコレートやクッキー、ガム、コインをカゴに入れて帰ってきました。とっても楽しかった様子。収穫を、ことり・あんじんでちゃんと半分こしたようです。
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まだお菓子が食べられない、こゆき。ことりのスカーフやエプロンと同じように巻いて欲しかった様子なので彼女も小さな魔女に変身。ハロウィンの魔女は色も黒や紫でダークな感じですけどイースターの魔女は春の色の様にカラフルで、ほのぼのとした田舎な感じの魔女が特徴的です。

猫柳の枝はイースターの時まで飾ります。我が家では、その後に枝を捨ててしまわず、羽を取って観葉植物の支柱にしたり雪がとけた後に畑の端にさしておきます。そうすると柳はみるみると葉が開いて成長するのです。
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by Kippis_Y | 2015-03-30 07:08 | 村の生活/village life


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