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白樺のカゴのワークショップ&ステイ 2日目 樹皮採取
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去年・一昨年はラーヌヤルビの森から樹皮を採取したのですが今年は場所を変えて、こんな綺麗な湖が広がる場所で採取しました。ラップランドの夏は大量の蚊が発生するので蚊避けネットが必須なのですが。今年はラッキーな事に湖沿いで風があったので樹皮採取中は蚊に悩ませられる事はありませんでした。
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樹皮を剥がす白樺は、このお宅の建物と湖の間。このお宅では、白樺の幹を自宅の薪用に使用するそうです。伐採する事によって木々の間にも光がより差すので一石二鳥。こんな状況・場所は樹皮採取をするのに相応しいですね。フィンランドでベリーやキノコ摘みは自由にしても良いと言われていますが木を切ったり、こうして白樺の樹皮採取は持ち主の許可が必要です。毎年、夏至祭の時期に白樺のカゴのワークショップが出来るのも、あと何年かな~と毎年思います。伐採用の木から樹皮採取をするので、でもどの木でも採取できるのではないので自然と付き合いながら検討です。
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木によって厚さ・色・乾燥度や潤いも違って結構感動しますよ~。湖に近い所の木は水の吸い上げ関係からか剥がれも早く、木によっては湖からの湿気のある風を受けた部分のみは潤いのある色をしていたり夫々の特徴がユニークです。なにしろ、剥がす瞬間の音とか香が何とも言えませんよ!
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樹皮を剥がした後はヨルマさんが幹に紐を縛り付けます。脚立を使って降りてきているところの写真です。A-Jがチェーンソーでカットします。完全に切り落とさずギリギリまでの所で紐を引っぱり倒します。建物や木々が周辺にある時に、こういう方法は凄く有効だそうです。
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切れたてホヤホヤの幹からは甘い香がしていました。
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「風が冷たいし木を切る仕事は男性でするから女性達は中で温かい飲み物でも飲んで下さい。」と優しいヨルマさん。温かい部屋の中に入ると奥さんが焼いたお菓子、それからオープンサンドがテーブルの上に。温かい飲み物と一緒に頂きました。
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こちらがヨルマさんと奥さん。こゆきも一緒に採取現場に行きました。
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その後、我家へ戻り樹皮を平らにするために重石をしました。その間、我家でランチ休憩。倒したばかりの白樺の枝や葉はサウナのヴィヒタ用(サウナに入る時の道具)に頂いてきました。
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休憩後は、カゴ用・補強予備用を夫々カットしテープ状に。
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今年も状態の良い樹皮が採取できました。翌日はカゴ編みの開始です。
by Kippis_Y | 2014-07-03 21:11 | 村の生活/village life


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