森の家作り 白樺の樹皮の使い方
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平日は本職をしているA-Jにとって「森の家作りプロジェクト」は楽しみでありドキドキワクワクでもあるそうです。7月下旬にA-Jと一緒に採取した白樺の樹皮。倉庫に平らにして保管しておいたけど湿気が多くて中には表面に白いカビが...仕事から帰ってきた彼は大慌てで天日干しをしてサウナで乾かし規定のサイズにカット。樹皮は乾燥するとクルクルと巻きが発生します。とめておいたペグも飛び放題だったそう...夜中までかかって翌朝はとっても眠そうでした。
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先週末に業者のおじさんに来てもらって大きな重機で基礎になる石を運びました。石の表面は綺麗な水平にしなくてはいけない作業、何と男性4人でレーザーの水平器・板・両腕・足を使って見事に綺麗な基礎を完成。聞いてみると、石の高さがバラバラなので低い石があったら木で石をあげて、その間に足で砂をキック。逆に高い場合は砂を掘って高さを合わせていったそう。沢山の石、とっても重いのに人間の体で揃えてしまう...赤い紐はガイド線となって何処からみても水平!関心を通り越して感動しましたよ。森に散歩に行く度に綺麗な石の水平線を見ては思いにふけます。

この基礎の石の上に白樺の樹皮を敷いて更にログがのっていきます。この方法は昔されていた方法で今では珍しいらしく情報収集もしにくいそう。もの好きなA-Jは昔の本から探し出したそう。でもね、確かにフィンランドの古い物件を見ると自然の石の基礎の上に樹皮が使われているんです。他には屋根の水避けに使われていたりね。樹皮が持つ油分が水弾きの役に立つ方法だそうです。
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今日は夕飯を食べた後に家族で森に。昨晩、乾かした樹皮の処理作業。樹皮の内側は綺麗な茶色をしています。表面は白と黒い色。所々にる苔の様な植物が生えています。これが水分を吸ってしまうのでカビの原因になってしまったそう。でも浸透はしていないのでセーフ。粗い樹皮を道具を使って削っていきます。削った側が石の上にきます。コンクリートの基礎は水分を吸収しやすいけど自然の石の基礎は吸いが弱いそう。なので家自体にダメージが少ないんだそうです。白樺の樹皮は水分を通さないので更に家を守る効果があるそうなんです。
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白樺の樹皮をゴシゴシしている作業を見て、子供達も興味本位に見よう見真似で作業を手伝っています。処理が終わった樹皮を運んだり、基礎の石の上に敷いていくのに重石になる石を運んで来てくれたり。普段の玩具の遊びとは違って新鮮な様子。
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子供達の元気な声が聞こえたのか、森の中のコテージに住むスイス人夫婦がやってきました。彼らは「森の家」からすぐ近くに住んでいます。普段はスイスに住んでいて休暇を使って年に数回フィンランドのコテージに来ます。社交的で毎回帰って来る度にお茶に招いてもらっています。私達の作業を見て庭師の旦那さんが手伝い始め、奥さんも、そして一緒に来ていた彼らのお母さんまで皆、手伝ってくれたのです。この時点で夜の8時前。40分位一緒にしたかな、次第に暗くなって見えなくなってきたので作業は中断。彼らの行為がとっても嬉しくって。仕事もとっても捗りました。こうやって皆で作っていく家作り、感謝です。時には思うようにいかなくても焦らず、気持ちをぶつけず、待つ時間も必要。そうすると次第に必要な事が必要な時に与えられて前進します。全てに感謝ですね。

明日は早朝から男性達が別の村からログ移動、外壁を組み立てていきます。私も邪魔にならないように樹皮処理作業の手伝い。そして料理担当。週末が楽しみです。
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by Kippis_Y | 2013-09-20 05:22 | 村の生活/village life


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