白樺のかごワークショップ 2-3日目
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手仕事って凄いな、とつくづく思います。手仕事だけとは限りませんが経験があって上達していく。それは失敗や成功の積み重ねであって時には忍耐も必要。そして1つ1つ作り上げていくのに必要な時間。今の忙しい世の中では、失われつつある、でもそれを維持しようとしている人、それが作り手の生活スタイルであって自分の体の一部でもある。

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ラーヌヤルビでの2日目は車で5分位の森へ行きました。道沿いに近い白樺の樹皮を剥いでいきます。今年は初夏が少し寒く、遅かったためか絶好の時期ではなさそうですけど、1人1人樹皮剥ぎ成功。本当に巨大蚊が多いんですけどネットを被ったりして防止。ご夫婦で参加された方が3組いたのですが、ご夫婦ならではのチームワーク・仲の良さを垣間見れました。我家にステイされたご夫婦、てっきり新婚さん、もしくは結婚されて間もないのかと思ったら、もう8年?も!凄く仲が良い~~。
フィンランドには沢山の森がありますが、国や一般の所有者が管理しているので、みやみに剥いだりする事は厳禁になっています。剥がした木は皮の再生までに10年はかかるそうです。剥がしても生命に問題ないそうですが、剥がした木は薪割りの木として使うので、その後切り倒します。
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樹皮はその後、重ねながら上に重しをし数時間後は、切って切って切って、剥いで剥いで剥いでの作業でした。A-Jは、日本人はグループワークが良く出来る、そうよく言います。まさに、皆さん自分が何をすべきか、出来るか自然と上手く調和でき、素晴らしいです。さて、白樺の樹皮には樹脂があるので着火材に優れているので、焚き火をしてソーセージを焼く時には優れた材料になります。なので小さな樹皮でも無駄には出来ませんね。

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3日目は違う町から白樺細工作り70年以上の先生が来て下さいました。90歳、1人車を運転して。8時に来るはずでしたが、朝の6時半頃には我家に着いていたのでビックリしました。でも元気な方で、後10年は白樺細工に携わる事が出来るそう。先生の作った細工も販売されました。とにかく、今回の白樺のWSでは反省点が多く、思い出してはまた反省しています。先生も長時間いてくれて、しかも殆ど終了だけそ、未完成品が多く...でも誰も文句を言わず、黙々と真剣に作業。A-J曰く、形の結果よりも過程が大事、そう言います。彼はアートに関わる事が多いので、彼らしい意見なんだけど、でも私は燃焼しきれていない感じです。
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でもね、ラッキーなサプライズイベントもありました。2日目の夜8時から深夜にかけて、ゲストの皆さんは家族と一緒にトナカイの耳のマーキング見学をしに森の中へ。トナカイの子供に持ち主のマークをナイフで付けるのです。耳の一部が切り取られるんだけど、これは昔からの方法で今でも続けられています。トナカイ飼育者の家の子供も自分のマークを持っているのですよ。中には自分のマークの形をしたネックスをしている子もいます。このマーキングは夏に行われるのですが、トナカイを集める状況や天候にもよるので○日にします!と断言できません。集まってきたら飼育者同士が連絡し合い、日にちや時間が決まってきます。こんな貴重な体験を見られるのは日本人はもちろん、フィンランド人でも見た事がない人も沢山います。本当にラッキー!そして、ゲストの皆さんが帰宅したと同時に「最高でした!」と一言返ってきました。この言葉が私の中に強く響いて今でも忘れられません。続きはまた...
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by Kippis_Y | 2012-07-10 21:23 | イベント/event


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