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クリスマス料理
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フィンランドのクリスマス料理に欠かせないメインのjoulukinkku:豚のクリスマスハム。今年は骨付き約6キロ(約6€/kg)のハムを焼きました。我家では毎年クリスマス料理は旦那様が担当。私はお菓子などの甘いもの担当。本当はハムの塩漬けも始めから自分でしたかった旦那様。昔のレシピだと塩漬けは2週間かかるとの事、でも本人は仕事が忙しく肉屋さんに注文する時期も過ぎてしまい結局スーパーの塩漬けになっているハムを購入。6kgでも大きいと思ったのに、それ以上の豚肉もゴロゴロしていました。家庭用オーブンは10kgまではオーブン大丈夫だそうです。
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我家はいつも23日の夜にクリスマスハムを焼くのですが、昼間からオーブンフル活用。豚肉を焼く時は豚肉の中心を目がけて温度計を刺して中の温度が77度になるまで焼くとジューシーな仕上がりになるそう。77度になったらオーブンから出して30分置いて外側の脂を取るそうです。その後どうするかは忘れてしまったけど結局その日は夜中2時半に就寝したそうです。ご苦労様!翌朝になって表面にマスタードやパン粉を塗ってオーブンに入れて完成。毎年クローブを飾り付けでハムの表面に刺していたけど無い方が美味しいなぁ。他の料理にも使いやすいしね。
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初めてクリスマスハムを食べた時の事、「こんなに厚く切るんだ~」と少々驚きでした。だって日本のハムはもっと薄切りなのでね。こんなに厚く切っても凄くジューシーで美味しかった。今までで1番!
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他のクリスマス料理はporkkanalaatikko:人参のキャセロール・lanttulaatikko:カブのキャセロール・Pernalaatikko:じゃが芋のキャセロール。旦那様が人参のキャセロールが苦手なので私用に自分で作ってみました。人参とご飯が入っていて自然の甘みがあるんです。日本に居た時にフィンランドにあるカブが見つからなかったので旦那様がさつま芋と大根で混ぜて作ったら味がカブのキャセロールと似ていてとっても美味しかったのを覚えています。

写真右のパンはリンゴンベリージャム(コケモモ)の入ったパン。昔のレシピを参考に1kgの粉を使って大胆に焼いてみました。ライ麦100%なので、ゆっくり時間をかけて発酵させました。レシピでは約1時間約と書いてあったけど1時間以上焼いても中が焼けてない感じで失敗したぁ~と少々ガッカリ。でも翌日食べたら、しっとりしていて噛めば噛むほど味が出てリンゴンベリージャムやダークシロップの甘みが良く合っていました。
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クリスマス料理には生サーモンの塩漬けや酢漬け・マリネード漬けの魚などがあるのですが我家はサーモンの塩漬けのみでした。お口直しに魚のマリネードや酢漬けが丁度良いのに今年は用意してなくて「残念~ピクルスで我慢」と思った矢先、近所のリーッカが作った魚・野菜・きのこのマリネをトンミが運んで来てくれました。いつも、どうも有難う!
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いくらスライスしても中々減らないクリスマスハム。お腹が満腹になりました。数日間クリスマスハムを使って色々な料理をして今日全部食べきりました。一体、私の中には何キロの肉がついたのでしょうか...怖。フィンランドのクリスマス料理は特別な材料も要らず、シンプルで日持ちもする昔の生活が垣間見られる料理だなーと毎年思います。
by Kippis_Y | 2011-12-30 05:02 | 食べ物色々/food


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